ピアノ買取り情報

私の友人が体験した、「ピアノ引越し・クリーニング・調律」レポート!

ピアノ引越し
----- ピアノ引越しのきっかけ ------
幼稚園?小学校低学年までピアノを習っていたのですが、
結局、練習がイヤでやめてしまった。

そのとき使っていたピアノはやめたタイミングで処分してしまったのですが、
社会人になって、もう一度ピアノを弾きたいと思い立ち、YAMAHAのアップライトピアノを購入。

その後、1年くらいレッスンに通ったのですが、
仕事が忙しくなってレッスンをやめたため、ピアノを触ることもなくなってしまいました。

それが、今から15年くらい前の話。
15年間、ピアノは実家に眠ったまま、私はお嫁に行き、アパート暮らし。
その眠ったピアノを復活させようとしたきっかけは、私の幼稚園児の子供が、

「ピアノを弾きたい!」

と言ったひとことでした。
ちょうどその頃、アパートから一戸建てに引越しすることとなり、
この引越しのタイミングで、実家に置いてあったピアノを新居に持ってくることになったのです。




----- ピアノの引越しはいくらかかる?-----
アパートの家財と実家のピアノの引越しを、某大手引越し会社にお願いすることになりました。

ただ、ピアノの引越しはこの会社が提携している、ピアノ専門業者が請け負うとのこと。
家は岐阜ですが、名古屋のピアノ業者で、ピアノの引越しは、
アパートの家財の引越しとは別日でもいいとのことだったので、別日にすることに。

家財の引越し業者の見積もり時に、ピアノの引越しに関することをいくつか質問されました。

・アパート、実家、新居はそれぞれ車で5分の距離
・アップライトピアノであること
・ピアノは実家の2階の部屋に置いてあり、搬入時は外からクレーンを使ったこと
・新居は1階のリビングに置く

などを伝えました。

そしてピアノの引越しにかかる費用は・・・3万円!

想像以上に安い!

2階からクレーンを使ってピアノを降ろさなければいけないため、10万円くらいは覚悟していたのでびっくり!
これが家財の引越しとセットじゃなければ、もう少し高かったのかな?

それでも図々しく、「もう少し安くなりませんか?」と聞いてみたら、

「家財の引越し代金は勉強できますが、ピアノの引越し代金は別業者のため無理です。」

とあっさり。

ピアノがダメなら・・・とばかりに、家財の引越し代金を
「即決」を条件にかなり値引いてもらいました。




----- ピアノ引越し業者との打ち合わせ ------
家財の引越し業者との打ち合わせ2・3日後に、
ピアノ業者から引越しの打ち合わせの電話がありました。

・引越し日・時間の確認
・ピアノの種類(アップライトピアノであること)
・現在ピアノが置いてある場所
・搬入時の様子(クレーンを使ったか?どこから搬入したか?)
・新居の配置場所

などを簡単に説明。
当日は作業員2人、クレーン車で来ること、
引越しの前日に詳しい到着時間の連絡をあらためてするとのこと。

事前打ち合わせは、この電話のみ。

引越し日前日に、「明日は予定通りの時間で伺います」と確認の電話あり。




----- ピアノ引越し 当日 ------
約束の時間通り、クレーン車に乗った男性の作業員2人が実家に到着。

早速、2階に置いてあるピアノを確認することに。

搬入時の経路を伝えて、いざ、引越し! ・・・と思いきや、

「まずはピアノの状態をチェックさせていただきます」

と言われ、ピアノの外部のキズはもちろん、
ピアノの上ブタや鍵盤下の大きなパネルを開けて内部もチェック。
そしてピアノの音もチェック。

「細かいキズや内部にほこりはあるんだろうなあ。」と覚悟していたら、
言われた言葉が、

「内部にカビがあります」

と言われ、ビックリ!
鍵盤下の大きな板を覗きこむと、内側にごく薄い白い斑点がいくつか確認できました。
見た目ではカビとは思えなかったのですが、15年もお手入れしていなければ、
湿気などでカビが生えてもおかしくないとのこと。

「もし、このまま引越ししてしまうと、カビで音が悪いのはもちろん、
ピアノはさらに痛み、おまけに新居にカビを持ち込むことになります。
よろしければ、このまま弊社のクリーニングサービスをご利用しませんか?」

と作業員に言われてしまいました。

ちなみにクリーニングの値段を聞いてみると、

「ピアノの内部パーツをほぼすべて分解し、お掃除するスーパークリーニングは40万円、
一番お値打ちなクリーニングは6万3千円です。ここには調律代1回分も含まれます。
また、クリーニングのために弊社の工場へ運搬する代金は別途かかりません。」

とのこと。
一番安くても6万3千円か・・・・
でも、きっとこの機会を逃したら、私、わざわざクリーニング頼まないだろうなあ・・・
頼むなら今か・・・どうしよう・・・

と迷っていたら、

「15年くらいずっと調律されていなかったんですよね?基本的に調律は1年に1回、
それが15年間毎年されていたなら15万円以上かかります。
その分、6万3千円で"クリーニング+調律"ができるなら、お高くはないと思いますよ。」

・・・確かに。
今まで毎年お手入れしていたら、もっと費用がかさんでいたはず。
おまけにクリーニングもしてくれると考えたら、安いのかな??

でも、この金額が他の業者に比べて妥当なのかわからない。
でも、このまま新居に持ってくか、クリーニングに出すか、今すぐ決めなければいけない状況。

「では、6万3千円のクリーニングをお願いします」

と旦那に相談なく、その場で決めました。

「あとは、クリーニングの元が取れるくらい、子供が長くピアノを続けてもらうしかない!」

と思いながら、クレーンで搬出されるピアノを見送りました。

ピアノは全体を分厚い布で包み、両端を下から紐で引っ掛け、
2人の作業員が紐を肩にかけて部屋からベランダまで運び出し、ベランダからクレーンで吊り上げ、
クレーン車の荷台に積み込み、作業完了。
200キロ?300キロくらいある、アップライトピアノをピアノも部屋も傷付けることなく、
2人で運ぶなんてやっぱりプロ。

部屋から運び出し、クレーン車に載せるまでは10分くらいとあっという間の手際でした。




ピアノクリーニング

クリーニングは、6万3千円の一番安いコースでお願いしました。
このコースは、ピアノをある程度分解して、内部のホコリやカビを取り去り、
ピアノ全体の表面(木の部分)の細かいキズを取り、外装や蝶つがいお磨き上げるというもの。
専用の器具を使ってお手入れするので、自分ではできない箇所までお掃除してくれます。

お手入れ次第で、音色が変わるのはもちろん、寿命まで伸びるらしいので、放ったらかしは厳禁だそう。
それに、こまめにクリーニングするほうが、クリーニングにかかる手間も時間も費用も安くすむとのこと。
聞いた話では、長年使っていないピアノに、害虫やネズミが住み着いていた!なんてこともあったりするらしい。
なんとも恐ろしい・・・

クリーニングの仕上がり予定は約1週間程度。
その間にピアノに何らかのトラブルがあれば、随時連絡をくれるらしいのですが、正直言って怖い。
15年間も放ったらかしだったので、それなりに内部は傷んでる可能性大。
6万3千円で済まないかもしれない。一体、いくらかかるのだろう・・・

そんな心配をしていたら、案の定、業者から電話がかかってきました。

トラブル箇所は内部に2つ。

1つ目は、「弦のサビ。」
内部には、ギターのような弦が200本以上あるそうで、数本の弦に少しだけサビかかっている所があるとのこと。
サビがひどいと、音に影響があることはもちろん、切れてしまう恐れも。

2つ目は、「ハンマーの摩耗」
鍵盤を押した時に弦をはじくフェルトでできたハンマーで、多少の摩耗が見られるとのこと。
このハンマーがひどく摩耗していると、ハンマーがブレたり、雑音が入ることもあるそう。

この2つをすべて直すと、追加で5万円くらいかかるらしい。

マズイ・・・

コレ以上、費用がかかるのは旦那がだまっちゃいないな・・・

電話口で直すかどうか迷っていると、

「この2つなら、ピアノを工場に運ばなくても、ご自宅で修理・交換できますので、いつでも直せますよ」

とのこと。

それに、2つともひどい状態ではなく、
初期の段階なので音にこだわらなければそのままでもまだ大丈夫だという話を聞いて安心。

いつピアノを投げ出すかわからない幼稚園児の娘が使うだけなので、音にこだわらないし、
今の段階でそこまでお金をかけられない。

またいつか・・・ と思って、修理はお断り。

引き続きクリーニングの作業に入り、仕上がり次第、連絡をくれるそう。




ピアノがやっと新居へ

ピアノをクリーニングに出してから1週間後。
ピアノ業者からクリーニング完了の電話がありました。

そして、あらためて新居に搬入する日を決定。

そういえば、ピアノを実家から搬出する際、もともと置いてあったピアノの
インシュレーター(キャスターの受け皿)がプラスチックであったため、
作業員の方がこんなことを話されていました。

「今は、防音・耐震・耐久性のある特殊ゴムでできたインシュレーターが主流です。
受け皿も深く、大きな自信でもピアノが倒れることはなく安心ですよ。よろしければ手配します。」

ちなみにこの業者で斡旋しているインシュレーターの値段は、4コセットで1万8千円也。

高いー!
また大きな出費となるけど、これがあれば地震があっても安心だし、
防音効果もあるから、防音マットを引かなくてもいいらしい。
それに、大人2人ならピアノを引きずって移動することができるので、
ピアノ下の掃除もできるという優れもの。

・・・でも高い。

そこで、ネットで探したら、同等品が4500円であったので即購入。

新居へ搬入日当日。
クリーニングを終えたピアノが、新居へきました。

新居のピアノの置き場所は、本当は2階の子供部屋が良かったのですが、
木造建築のため、ピアノを置けるほどの耐久性がないため、やむなく1階のリビングになりました。

玄関からは搬入しずらいということで、リビングの大きな窓から入れることに。

ピアノをトラックからリビングまで、男性の作業員2人が
分厚い布をまとったピアノの両端に紐を下からかけ、担ぐような形で運んでみえました。

用意したインシュレーターにピアノを設置し、ピアノや家の壁、床などにキズがついていないか、
きちんと音が出るかなどを立ち会って確認して終了。

作業時間は10分もかかりませんでした。

実家から搬出した作業員の方とは違う方でしたが、やっぱりプロ。
素早く、見ていて安心できる作業でした。

後日、調律の方が我が家に調律をしに来てくれるとのこと。
また日時の打ち合わせをしなければならない。




ピアノ調律

きれいにクリーニングされたピアノが我が家にやってきて1週間。
今度は調律の担当者から電話がありました。
調律に来る日の打ち合わせの電話で、その5日後におねがいすることに。

そして当日。

若い女性の方がみえ、早速作業開始!

CIMG1079_s.jpg

まずはピノの上ブタをあけ、ピアノ正面のパネル→鍵盤ブタ→白いフェルトつきの長い板?の順で3つを外し、
弦やハンマーが丸見え状態になります。

CIMG1077_s.jpg


そして鉄製の音の棒?を鳴らし、基本の「ラ」の音を聞きます。

CIMG1082_s.jpg


この「ラ」の音は鍵盤中央の「ラ」の音で、ここをまず音合せして、
その基本の「ラ」のすぐ左横の「ソ」から低音に向かって順に合わせていきます。
一番低い音階まで合わせたら、今度は基本の「ラ」の右隣の「シ」から高音に向かって合わせていきます。

このときに、鍵盤を1つ1つ音を出していくのですが、他の音が交わらないように、
赤い細長い布を弦の間にはさみ、おとなりのハンマーも動かないように、
細長い棒をおとなりのハンマー下にさして固定して行います。

CIMG1078_s.jpg

その状態で、音を出しながら弦の巻き具合を専用の器具で調整していきます。

この作業で気づいたのは、弦の数が鍵盤に対して多いこと。
ピアノの鍵盤は88あるのですが、弦は88本ではなく、約230本近くあるそう。


中音や高温域は1つの鍵盤に対して弦は3本あり、低音域は3本?1本になっていました。
なぜ、1つの鍵盤に3本もあるかということですが、音の伸びや音色のバランスをとるためだそうです。
普段、ピアノの内部を見ることがなかったので知りませんでした。

調律師の方は黙々と作業を進め、約1時間半で作業終了。
15年間も調律も受けていなかったので、かなり弦が緩んで音が狂っていたため、
時間がかかったようです。

「今回、長年放置していたのをいきなり弦を巻いたので、反発して戻りやすいので、年に1回は調律してくださいね」

とお話がありました。

ちなみに調律師の方に、「調律師の資格はお持ちですか?」とたずねたところ、

「調律の専門学校で勉強しただけで資格は持っていませんが、最近、国家資格ができたようです」

とおっしゃっていました。

でも、わずかな音を聞き分けながら調律するなんて、音感に鋭く、よっぽど耳が良くないとできないお仕事。

私なんて調律前と後のピアノを弾き比べても、全く音の違いがわからない。
一応、ピアノ習っていたんだけど・・・

そして、調律が終わって、帰られるかな?と思っていたら・・・
「ピアノの乾燥剤はありますか?これから梅雨の時期ですので、乾燥剤をピアノ内部に置くことをおすすめしますよ。」

と言われました。

またかー!?

作業のたびに何かを斡旋される。
もちろん、どれも不必要なものではないのだろうけど・・・
いくらするのか値段も聞くこと無く、

「考えておきます」

とだけ伝えて、帰っていただきました。

確かに梅雨の時期。カビは心配。
インシュレーターの件もあるので、ネットでお値打ちなものを探そうと思います。

そして、クリーニングまでしてお金をかけた分、うちのおチビにはピアノを頑張ってもらわなきゃ!




友人の体験からわかるまとめ!

わたしのこの友人の場合は、
引越し先が、現在の家から車で5分という非常に近い距離の引越しだったため、
これだけ安く済んだんですね(;´Д`A

5分の距離で3万円ということは、単純計算すると5分以上かかる引越しだったら・・・・
単純計算、10分の距離で6万円?15分の距離で9万円?!
こう考えるとやっぱりピアノの引越しはお高い!!


それに、「引越しのためにピアノを移動させたい! 費用(料金)は?!」のページでも書いたように、
ピアノはちょっとした振動でも負担がかかってしまいます。


今回、私の友達は無事(?)に引越しができましたが、
業者によっては、引越し後の音や傷などのトラブルだって、起きる可能性もありますよね。
(すべての引越し業者が悪いわけではありませんがw)


そう考えたら、ピアノの引越しも考えものですよね・・・・(;´Д`A





<<前の記事「引越しのためにピアノを移動させたい! 費用(料金)は?!」へ
                                  >>次の記事「ピアノの歴史」へ


●関連記事
ピアノを処分するときの費用・相場って?
査定額を上げる、自分で出来るポイント。どうすれば高く売れる?
ピアノを売って、電子ピアノにしたい!





>>【ピアノ買取の相場価格はいくら?】中古ピアノ査定額を上げるポイントも解説 トップページへ戻る